クアルトリクス、ブランドエクスペリエンスを管理するSaaS「Qualtrics BrandXM」を国内で本格提供開始

　クアルトリクス合同会社は2日、ブランドエクスペリエンスを管理するクラウドサービス（SaaS）「Qualtrics BrandXM」を、日本市場にて本格的に提供開始すると発表した。

　BrandXMは、消費者のブランド認知から、連想するイメージ、競合他社との差別化ポイント、それらが主要なビジネス指標にどのように寄与しているかを理解し、マーケティング活動（アクション）を実施するために活用できるソリューション。国内での導入を支援するリサーチの専門家を新たに採用し、ブランド体験を向上させるための戦略設計からリサーチのデザインの設計、導入までを一気通貫でサポートする体制が整ったことから、日本市場での本格提供を開始するという。

　サービスでは、週次もしくは月次でデータを収集することによって、潜在顧客層を含めた顧客からの“声”をよりタイムリーに集められ、調査設計から、データ収集、ダッシュボードを用いた分析までの工程を、従来と比べて非常に迅速に進められる点が特徴。企業の成長戦略を担うマーケターが、スピード感を持ってブランド価値を向上させるためのソリューションとしての活用が期待されているとのことだ。

　具体的な機能としては、自社のイメージと競合他社との差別化ができているかを理解し、ブランド体験に影響を与える要因を特定する「ブランドドライバーの自動分析」機能を搭載。また、ブランドへの認知・検討・購入・ロイヤルティをタイムリーに検測し、どのファネルに課題があるか、どこにフォーカスすべきかといった理解を支援する「ブランドファネル分析」機能も利用できる。

　加えて、マーケティングの有効性を把握するために、チャネルや月ごとの広告費とその効果をリアルタイムに分析することも可能だ。