クアルトリクス、エクスペリエンス管理「Qualtrics XM Platform」上で映像の分析を可能にする「Video Feedback」機能を提供

クアルトリクス合同会社は25日、エクスペンス管理プラットフォーム「Qualtrics XM Platform」上で、映像を用いて顧客からのフィードバックを収集・分析する新機能「Video Feedback」の国内提供を開始すると発表した。

　Qualtrics XM Platformは、チーム、部門、組織全体が、ビジネスに欠かせない顧客、製品、従業員、ブランドという4つの主要なエクスペリエンスを一つのプラットフォームで管理し、アクションへつなげるシステム。

　クアルトリクスでは、TikTokやInstagramなどの動画ベースのSNSの利用が増え、こうした背景から、消費者の行動・感情を分析するツールとしてビデオが常用されるようになったと説明。新たに提供するVideo Feedbackでは、Qualtrics XM Platformに収集された映像を、Qualtricsの機械学習により音声を自動的に転写。高度なテキスト分析により、ビデオから素早くテーマを抽出し、ポジティブ・ネガティブといった感情を分析できる。

　さらに、映像の中から最も強調されたトピックを抽出することも可能で、具体的な行動を促す自動アラートも設定も可能。また、重要なコメントのみをハイライトしたリール動画をプラットフォーム上で作成可能。定性・定量インサイトがQualtrics XM Platformに統合されているため、企業にとっては属性・行動データから体験データに至るまでを一カ所でつなげられ、より深いインサイトを得て即座に行動を起こせるようになるとしている。

　Video Feedbackの主な機能としては、音声を自動的にテキストに変換する「ビデオトランスクリプション」機能や、動画からトピックや感情を素早く抽出する「テキスト分析」機能、Qualtrics XM Platformで直接、クリップをまとめて表示し、顧客と感情的につながるためのデータとして映像を活用できる「ビデオエディター」機能、音楽、テキスト、トランジションを追加して、映像をより情緒的に表現できる「ハイライト・リール動画」機能、ハイライト・リール動画を提示することで、組織内の誰もが簡単に体験データを理解できる「カスタマイズ可能なダッシュボード」などの機能を提供する。