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イトーキ、NTT Com、ドコモの3社、ハイブリッドワーク時のコミュニケーション活性化を図る実証実験

 株式会社イトーキ、NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)、株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)の3社は12日、ニューノーマル時代のハイブリッドワークにおけるコミュニケーション課題の解決に向けた検証に取り組むと発表した。3社では、働く場所の異なる社員同士の“雑談”を生み出し、社内コミュニケーションを活性化する実証実験を6月30日まで実施する。

 この実証実験では、イトーキが新たに什器の開発を行い、カフェやラウンジのような場所にオンラインワークスペースを常時設置する。ここでは、NTT Comのオンラインワークスペース「NeWork(ニュワーク)」と、ドコモの法人向け共通認証ID「ビジネスdアカウント」を組み合わせた新たなコミュニケーションサービス「office surf(オフィスサーフ)」を活用。新たなログイン情報の登録やWeb会議設定などを行うことなく、休憩時やちょっとしたすき間時間にオンラインワークスペースに足を運ぶだけで、バーチャルオフィスにいる人と気軽に会話できる空間を提供する。

 これにより、リモートワークにおいてもあたかもオフィスにいるかのように、オンライン上で気軽に会話・相談を行えるとのこと。

office surfのサービスイメージ

 3社では、このように、ハイブリッドワークに焦点を当てたバーチャルとリアルを融合させたオフィスづくりを通じて、社員同士のコミュニケーションの活性化、ストレスの軽減状況などをさまざまな指標から検証するとしている。

 また今後も、office surfの商用化を見据えた取り組みを展開し、今後のニューノーマルな働き方にあった、円滑なコミュニケーションの実現を目指す考え。その推進にあたっては、ビジネスdアカウントが持つ会員基盤に向けたデジタルマーケティングの活用なども含めて、office surfの利用促進を図る。

オフィスからの参加イメージ