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NTTドコモ、さまざまなサービスへのSSOを可能にする法人向け共通ID「ビジネスdアカウント」提供

FIDOを活用したパスワードレス認証にも対応

 株式会社NTTドコモは、同社回線を利用している法人向けに、共通IDサービス「ビジネスdアカウント」を5月13日から提供開始すると発表した。利用にあっての追加費用は特に必要ない。

 ビジネスdアカウントは、法人の利用者単位で発行される共通ID。同アカウントを利用することで、NTTドコモやパートナーが提供するさまざまなサービスへのシングルサインオン(SSO)が可能になるため、利用者はサービスごとに異なるID/パスワードを管理する煩わしさから解放されるという。

 また、新たに提供される法人向けの公衆Wi-Fi「ドコモビジネスWi-Fi」、法人向けポイントサービス「ドコモビジネスプレミアクラブ」(2021年7月からは「ドコモビジネスメンバーズ」にリニューアル予定)などの会員限定サービスも利用可能となる。

 今後は、リモートワーク推進、労務管理・経費精算などの業務効率化、健康経営支援など幅広いサービスを展開する予定で、2021年度上期中には50種類以上の提供を目指すとのこと。

 なおビジネスdアカウントは、FIDO認証を活用した「パスワードレス認証」に対応する。これは、パスワードのオンライン照合を行わない代わりに、スマートフォンの生体認証や画面ロックを使って、安全に各種サービスを利用する仕組みで、パスワード認証そのものを無効化し、オンライン・遠隔からのリスト型攻撃などの不正アクセスを防止できるとしている。