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インターコムのFAX製品「まいと~くシリーズ」、ウイングアーク1stの文書活用製品「SPA」と連携

改正電子帳簿保存法に対応したFAXソリューションを提供可能に

 株式会社インターコムは31日、自社のFAXソリューション「まいと~くシリーズ」と、ウイングアーク1st株式会社の文書活用ソリューション「SPA」が連携したと発表した。これにより両製品の利用企業は、FAXで受け取った注文書や請求書などの書類(以下、注文書)をペーパーレス化し、改正電子帳簿保存法に対応した保存を行えるようになるという。

 2022年1月施行の改正電子帳簿保存法により、電子データとして受領したものについては、電子データのままでの保存が義務づけられたが、FAXサーバーで受け取った注文書は電子データに該当するので、電子データのままで保存する必要が生じている。

 この義務化については2年間の猶予期間が設けられたため、その間は紙での保存も容認されるものの、注文書を紙と電子データが混在した状態で管理することは、ミスや混乱を招くことから、企業では、改正電子帳簿保存法で定められた電子データ保存への早急な対応が求められているという。

 そこで今回は、FAXサーバー製品「まいと~く」とウイングアーク1stの文書活用製品「SPA」を連携させ、改正電子帳簿保存法に対応したソリューションとして提供を開始する。具体的には、「まいと~く」がFAX受信した注文書を指定フォルダーにファイルとして出力すると、「SPA」が該当フォルダー内のファイルを取り込み、AI-OCRでテキスト化した情報とともに電子保存を行う仕組みが提供される。これにより、検索機能による「可視性」とタイムスタンプによる「真実性」が確保された状態で、注文書を保存できるとのこと。

 なお運用にあたって、取引先のFAX番号を登録することで、改正電子帳簿保存法に関係のないFAXを除外することも可能とした。

FAX受信から改正電子帳簿保存法に対応した電子保存までが自動化される