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NEC、リモートワーク環境への対応を強化した顔認証PCセキュリティソフト「NeoFace Monitor V6」

クラウド版の新版「NeoFace Monitor クラウド版 R1.2」も

 日本電気株式会社(以下、NEC)は29日、顔認証PCセキュリティソフトウェア「NeoFace Monitor」において、新版を提供すると発表した。パッケージ版「NeoFace Monitor V6」、クラウド版「NeoFace Monitor クラウド版 R1.2」を、4月6日より順次販売開始する。

 NeoFace Monitorは、NECの顔認証AIエンジン「NeoFace」をベースとした顔認証PCセキュリティソフトウェア。オンプレミスで運用するためのパッケージ版、クラウド版の両形態で提供されているが、今回は双方で新版を提供する。

 パッケージ版の新版NeoFace Monitor V6では、コロナ禍におけるリモートワークの増加を受け、変化する労働環境に対応するための強化が行われた。具体的には、PCのWebカメラでログオンユーザー以外ののぞき込みを検知すると、ユーザーへのポップアップ通知や端末の自動ロックなどを行える機能を追加したほか、自宅や外出先からリモートPC環境への、顔認証によるログオンにも対応している。

 加えて、ワンタイムパスワードの期限設定やログオンアカウント名のプルダウンでの選択入力に対応。あわせて、利用者自身の顔画像撮影による登録、管理者権限設定の柔軟化なども行われており、運用・管理面での使い勝手を向上させたとのこと。

 価格は、1台あたり1万6800円(税別)からで、4月6日より販売を開始する。

のぞき込み検知機能
RDPによるリモートPCログオン機能

 一方、クラウド版のNeoFace Monitor クラウド版 R1.2では、外出先やサテライトオフィスなどにおいて、スマートフォン/タブレットから顔認証によってサインインし、外部のクラウドサービスへアクセスできる機能を追加した。また、SAML規格に対応するクラウドサービスへのシングルサインオン(SSO)連携設定が可能となっている。

 月額換算の価格は、1ユーザーあたり300円(税別)から。4月8日の販売開始となる。

顔認証サインイン機能