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ラクスがクラウド型経費精算システム「楽楽精算 Ver.10.3」を提供、

 株式会社ラクスは21日、クラウド型経費精算システム「楽楽精算」の新版「同 Ver.10.3」を提供開始すると発表した。

 楽楽精算は、交通費や旅費、出張費など、経費にかかわるすべての処理を一元管理できるクラウド型経費精算システム。「社員が申請⇒上司が承認⇒経理担当者の精算処理」といった一連のワークフローを電子化できるため、業務効率の改善や人的ミスの防止を実現するという。

 今回の新版では、受取請求書のアップロード作業および支払依頼伝票作成の効率化を実現する「請求書処理支援オプション」が強化された。

 従来の「請求書処理支援オプション」では、請求書に記載されている金額や支払先の情報は、受取請求書の入力を支援する「invox for 楽楽精算」に請求書がアップロードされた際にAI-OCRによってデータ化され、手入力を削減できたが、内訳と負担部門は、楽楽精算上で支払依頼伝票を作成する際に毎回手入力する必要があったという。

 これに対して新版では、楽楽精算で設定した内訳マスタと部門マスタを「invox for 楽楽精算」に連携可能になり、「invox for 楽楽精算」上で支払先ごとに内訳や部門、摘要といった伝票の細かなパターンを登録しておけば、設定に従って伝票の明細部分まで自動で作成されるようになるとのこと。

 このためラクスでは、特に、内容が毎月同じ請求書に関しては支払依頼の伝票作成時の手入力が不要になると、そのメリットを説明している。