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ラクス、クラウド型経費精算「楽楽精算」のOCR機能などをアップデート

 株式会社ラクスは18日、クラウド型経費精算システム「楽楽精算」の新版「同 Ver.9.5」を提供すると発表した。2019年10月の消費税法改正と軽減税率開始に伴って、OCR機能のアップデートなどを行ったという。

 楽楽精算は、交通費、旅費、出張費など、経費にかかわる処理を一元管理できるSaaS型の経費精算システム。「社員が申請⇒上司が承認⇒経理担当者の精算処理」という一連のワークフローを電子化でき、業務効率の改善や人的ミスの防止を実現するという。

 このサービスでは、「電子帳簿保存法オプション」として、スマートフォンにインストールしたアプリで領収書を撮影すると、日付や金額、取引先の情報を自動で反映してくれるOCR機能を提供しているが、今回のアップデートでは、1つの領収書内で2つの消費税率(8%と10%)が混在する場合、消費税率ごとの合計金額を自動で読み取るようになった。これにより、申請者が自ら消費税率8%の金額と10%の金額を分けて入力する必要がなくなるとのこと。

アップデートされたOCR機能の利用イメージ

 また、「楽楽精算ICリーダー」アプリを起動し交通系ICカードをかざすだけで、利用した経路と運賃を取り込める「ICカード連携オプション」も提供されているが、今回、iOS 13の提供に伴う取り込み機能のアップデートも行われ、iPhoneで直接取り込めるようになったとした。

 なお同機能においては、業務とプライベートの履歴をシステム上で振り分けることが可能なため、会社用の交通系ICカードを用意する必要はないとしている。

取り込み手順