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ラクス、クラウド型経費精算「楽楽精算」と他システムとのAPI連携を実現する「楽楽コネクタ」

第1弾としてTKCの大企業向け会計システム「FX5」との連携を開始

 株式会社ラクスは20日、JBアドバンスト・テクノロジー株式会社(以下、JBAT)のデータ活用クラウド基盤「Qanat Universe(カナートユニバース)」を利用し、クラウド型経費精算システム「楽楽精算」と他システムとのAPI連携を実現できる新機能「楽楽コネクタ」を、9月1日より提供すると発表した。また最初の取り組みとして、TKCの大企業向け会計システム「FX5」との連携を開始するとのこと。

 楽楽コネクタは、楽楽精算と他システムとのAPI連携を可能にする機能。従来のAPI連携ではシステム間をつなぐために個別開発が必要だったが、楽楽コネクタを利用すると、URLの登録など簡易な設定だけで、API連携の知識やノウハウがなくても、楽楽精算のデータと他システムの仕訳データやマスタ情報との連携を行えるようになる。

 プログラム開発が不要になるため、個別開発に比べて短納期での導入が可能。API連携による自動化を、月額料金のみで手軽に利用できることから、費用や人的リソースが限られている中小企業においても、API連携の実現が容易になるという。

 最初の取り組みとなるFX5との連携では、楽楽精算で作成された仕訳データがFX5に自動連携されるほか、FX5に登録済みの支払先マスタも楽楽精算との自動連携が可能になる。これにより、会計システムと経費精算システムの情報を手動で連携していた企業では、業務効率の大幅な向上が期待できるとした。

 なお楽楽コネクタは、楽楽コネクタオプションとAPI連携オプションを併せて申し込むことにより利用が可能になるとのこと。ラクスでは今後も、楽楽コネクタによって楽楽精算とAPI連携できるサービスを増やしていく考えだ。