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ラクスの経費精算クラウド「楽楽精算 v10.6」、請求書処理の効率化をより促進

 株式会社ラクスは21日、クラウド型経費精算システム「楽楽精算」において、新版「同 バージョン10.6」を提供開始すると発表した。

 楽楽精算は、交通費や旅費、出張費など、経費にかかわるすべての処理を一元管理できるクラウド型経費精算システム。「社員が申請⇒上司が承認⇒経理担当者の精算処理」といった一連のワークフローを電子化できるため、業務効率の改善や人的ミスの防止を実現するという。今回の新版では、受取請求書のアップロード作業および支払依頼伝票作成の効率化を実現する「請求書処理支援オプション」が強化された。

 請求書処理支援オプションは、株式会社Deepworkの請求書のデータ化支援クラウドサービス「invox」と連携し、メール添付された電子請求書(PDF)のアップロードの自動化や、請求書に特化したAI-OCRによるデータ化などを通じて、受領後の請求書の処理工数を削減する有償オプション。ツールとして、楽楽精算とinvoxでマスタ情報や請求データの連携を行う「invox for 楽楽精算」が提供されている。

 このinvox for 楽楽精算へのマスタ情報連携は、従来、「支払先」のみAPI連携が可能だったため、「社員」「内訳」「部門」のマスタ情報は、管理者の手作業によるCSV編集や取り込み作業が必要だった。今回の新版では、これら3つについてもAPI連携を可能にしており、CSVによるマスタ連携の手間が削減されるため、設定ミスが起きるリスクを低減するとのことだ。