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GMOインターネットグループ、イエラエセキュリティの買収によりサイバーセキュリティ事業に本格参入

 GMOインターネット株式会社は24日、サイバーセキュリティ事業を展開する株式会社イエラエセキュリティの既存株主から株式を譲り受け、子会社化すると発表した。譲渡は2月28日付けの予定。なお、イエラエセキュリティがGMOインターネットグループに加わることにより、同グループでは、従来の電子認証サービスを中核としたセキュリティ事業のみならず、サイバーセキュリティ事業にも本格参入するという。

 今回GMOインターネットグループでは、イエラエセキュリティが持つ技術力と人材により、グループの技術力のさらなる向上と、次世代人財育成を目指す上で大きなシナジーが見込めると判断。イエラエセキュリティの既存株主より株式を譲り受け、GMOインターネットグループへ同社を迎え入れる。

 GMOインターネットでは今後、GMOインターネットグループとイエラエセキュリティの技術力を結集し、新たなセキュリティサービスの開発・提供を進めるほか、グループのインターネットインフラサービスを利用している顧客に向け、付加価値の高いセキュリティソリューションの展開も行う考えだ。

 あわせて、新拠点「GMOタワー」(東京都世田谷区)内に「GMOサイバーセキュリティセンター」を設け、グループ内の専門人財の交流・育成を行うことで、次世代を担うトップエンジニアやホワイトハッカーの育成、技術力の向上に向けた取り組みを加速するとしている。

 なおイエラエセキュリティは、3月の定時株主総会における議案承認を前提として、「GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社」に商号を変更する予定とのこと。