ニュース

NRIセキュア、アクセス統制に不可欠な機能に特化した特権ID管理ソリューション「Access Check Essential」

 NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(以下、NRIセキュア)は、特権ID管理ソリューション「SecureCube Access Check」の機能のうち、内部統制に不可欠な「アクセス制御」「ログ取得・保管」「監査者の補助」の3つに絞り込んだ新製品「Access Check Essential」を、2月4日より販売開始すると発表した。

 Access Check Essentialは、延べ400以上の企業や組織で利用されているSecureCube Access Checkが持つ5つの機能のうち、内部統制の第一歩としてのアクセス統制に必要な、「アクセス制御」「ログ取得・保管」「監査者の補助」の3機能に絞って提供するソリューション。

 この製品がゲートウェイとなり、ゲートウェイを通過したすべてのシステム操作を監査証跡として抜け漏れなく記録し、安全に保管できるほか、特権IDを利用する端末にソフトウェア等をインストールしないシンプルな構成のため、導入や運用の負荷を最小限に抑え、短期間かつ低コストでアクセス統制を実現できるとしている。

「Access Check Essential」の利用イメージ

 具体的には、ID/パスワードによる個人の「認証」、および事前に設定したポリシーに基づいてシステムへアクセスして良いかの「認可」を実行可能。また、共有のIDを利用したシステム操作についても、ゲートウェイ上で個人を特定して記録できるとした。さらに、事前に登録されたキーワード(危険なコマンドなど)が作業中に確認された場合、リアルタイムに通信を遮断する機能も備えている。

 ログは、アクセスの概要をまとめた「アクセスログ」と、実際の作業内容を記録した「操作ログ」の2種類を取得可能で、取得したログは監査者だけが閲覧を行え、内部監査のモニタリングや内部統制の証明として有効に利用できる。また、操作ログは暗号化して保存され、不正に改変・削除を行うとした場合は、それを検知して監査者へ通知する機能も備えているとのこと。

 このほか、アクセスログを一覧化し、監査者がアクセス状況を把握できるよう支援する日次レポート機能を搭載した。取得した操作ログに事前に登録したキーワードが含まれていないかどうかを、レポートから確認することも可能だ。なお取得したログは、利用日時や利用者、接続元/接続先IPアドレスなどで検索条件を絞れるので、ログを調査する場合も、目的のログをすぐに確認できるとした。

 Access Check Essentialの価格は、年間利用料が95万7000円(税込)。