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SCSK、多様なシステム連携機能を備えたAIチャットボット「PrimeAgent」

デジタル接点において、自動応答と有人対応をシームレスに連携可能

 SCSK株式会社は、CX(カスタマーエクスペリエンス)サービス「altcircle(オルトサークル)」との連携を強化したAIチャットボット「PrimeAgent」を、10月1日より提供開始すると発表した。

 PrimeAgentは、SNSやWebサイトなどのデジタル接点において、自動応答と有人対応をシームレスに連携させ、問い合わせを行う利用者の疑問解決を支援するAIチャットボット。チャットボットとFAQ、有人チャット、基幹システムなど、さまざまなシステムとの連携により、複雑な問い合わせや他サービスの業務自動化などを実現できるという。また、altcircleの付加機能として利用し、ECやコンタクトセンター基盤と連携させることにより、チャットボット単独利用では得られない相乗効果を生み出せるとした。

 具体的な連携機能としては、SNSや有人チャットとの連携を可能にするAPI連携、業務自動化を支援するRPA連携、メールでの問い合わせに誘導可能なメールアプリケーション連携などを搭載している。このため、利用者がチャットボットに話しかけるだけで、有人対応が必要となる複雑な問い合わせや他サービスの業務実行などをシームレスに実行可能になるとのこと。

 さらに、適切な情報にナビゲートするシナリオ設定、あいまいな質問でも必要な情報を聞き返して適切な回答に導くスロットフィリング、質問の絞り込みを可能にするカテゴリ機能といった、さまざまな対話補助機能を備えているので、高度な応対を行える点も特徴とした。

 なお開発にあたっては、SCSKが2013年から蓄積したチャットボット製品の経験・ノウハウを生かしており、少ない学習データでも独自のアルゴリズムで適切に回答可能。また、GUI/Excelでの容易なQ&Aデータ管理に対応するので、プログラムレスで、簡単かつ迅速なメンテナンスを実現するとしている。

 導入環境はクラウド、オンプレミスのどちらにも対応し、価格は、PoC(概念実証)の場合が100万円から、本番導入は初年度ライセンスを含めて650万円から。PoCは環境構築1カ月+検証2カ月、本番導入は環境構築4カ月を想定する。