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SCSKサービスウェア、チャットボット導入・運用支援「エージェントFAQ」にAllganize JapanのAIチャットボットを追加

 SCSKサービスウェア株式会社は25日、Allganize Japan株式会社が提供するAIチャットボット「Alli(アリィ)」の販売代理店契約を3月10日に締結し、チャットボット導入・運用サービス「エージェントFAQ」のラインアップに加えたと発表した。

 エージェントFAQは、企業のチャットボット導入から運用支援までを、SCSKサービスウェアがトータルでサポートするサービス。

 導入設計・分析については、チャットボットを導入する目的や課題をヒアリングし、チャットボットで実現したい目標・ゴールを設定するとともに、コール分析により問い合わせ傾向を把握する。チャットボットツールの選定・知識データベースの構築についても、分析結果や有人チャット利用、他システムとの連携など複数の条件を踏まえ、ツールを選定。チャットボット構築の経験を持つ専任者が、Q&Aを整理・体系化し、知識データベースを構築する。また、チャットボット導入後は、発生する対話内容や利用状況の継続的な分析とQ&Aの充実・改善、辞書の整備を行い、「使い続けられるチャットボット」の運用を支援する。

 今回、エージェントFAQのラインアップに、新たにAlliを追加した。Alliは、自然文の問い合わせをAIが解釈し、よくある質問と回答の中から適切な情報を表示するFAQ応答(QA AI)機能と、対象ドキュメントから関連する情報を自動抽出し、表示するMRC応答(機械読解AI)機能を備える自動応答サービス。Allganize Japan独自のAIにより、チューニングなしの初期段階でも70%と高い正答率を達成し、さらに学習していくことで、最終的には95%以上の正答率に高めることが期待できるとしている。

 また、Alliはチャットボットのみではなく、オペレーターによる有人対応に切り替える機能を標準搭載し、チャットボットで解決できない複雑な質問への対応が可能。Microsoft Teams、LINE、LINE WORKS、Facebook Messenger、Slack、カカオトークなどと連携でき、ユーザーの利用環境に合わせたインターフェイスを提供する。

 SCSKサービスウェアでは、エージェントFAQのサービスを通じて、企業の問い合わせ対応の自動化の促進ならびに最適なカスタマーエクスペリエンスを支援し、2025年までにAlliを50社へ提供することを目指すとしている。