ヤフーの行動ビッグデータ分析ツール「DS.INSIGHT Place」、指定エリアの人口推移や来訪元などを確認可能な新機能を追加

　ヤフー株式会社（以下、Yahoo! JAPAN）は12日、事業者向けデータソリューションサービスで提供している、Yahoo! JAPANのビッグデータをWebブラウザ上で調査・分析できるツール「DS.INSIGHT」において、指定エリアの人口推移や属性を日単位、1時間単位で確認できる機能を追加すると発表した。

　「DS.INSIGHT」では、検索データをもとに生活者の興味・関心を調査できる「DS.INSIGHTPeople」と、人流データをもとに人口推移や属性などを調査できる「DS.INSIGHT
Place」の2つの機能を提供している。

　今回追加されたのは「DS.INSIGHT Place」の新機能で、ピンポイントに指定したエリアについて、日単位、1時間単位で人口推移、属性、来訪元などを確認可能。日付と時間帯は同月内でそれぞれ最大3つ指定でき、指定地域の人口推移を時間単位で可視化することも可能だ。また、指定地域の住民と来訪者や性年代の推計人口を日単位で可視化したり、指定地域への市区町村もしくは都道府県での来訪元ランキングを日単位で可視化したりすることも行えるとした。

　なお、集計データはダウンロードでき、「DS.INSIGHT」外のデータと組み合わせた独自の分析などにも対応する。

　ヤフーでは、これらの機能について、飲食店や小売店などの店舗出店計画、自治体の新型コロナ対策など、さまざまな用途で活用できるとアピールしている。