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テンダがシステム操作ナビゲーション「Dojoナビ Ver.3.1.0」提供、シナリオ更新作業がより容易に

 株式会社テンダは17日、システム操作ナビゲーション「Dojoナビ」の新版「同 Ver.3.1.0」を発表した。シナリオ更新作業をより容易に行える機能強化が新たに追加されている。

 Dojoナビ(旧称:Dojo Sero)は、操作画面上に直接ナビゲーション(操作個所に対する枠線や吹き出し)を表示することにより、システム運用効率の向上や、運用コストの削減に寄与するマニュアルソリューション。直観的な操作でナビゲーションを作成可能なほか、システム側の改修を一切行う必要がないため、開発コストを掛けずに導入・運用できる点を特徴にしている。

 今回の新版では、ナビゲーションを表示させる操作シナリオを管理者が変更する際に、特定の操作手順のみを差し替えたり、シナリオの任意の個所に新規で手順を挿入したりできるようになった。利用システムの改編などに伴って画面遷移を変更する、あるいは操作フローの変更を行うといった場合においても、一から作り直す必要がなくなるため、Dojoナビのメンテナンスの手間が軽減されるとのことだ。

 なお今後は、操作ナビゲーションの利用データを収集・蓄積していくことで、AIが自動でシナリオを作成する機能や、効率的なシステム利用方法のレコメンドなど、提案型のナビゲーション機能の強化に取り組むという。

 さらには、SaaSベンダーと提携し、あらかじめシステム自体にDojoナビのナビゲーションが搭載された状態での提供も検討しているとした。これが実現すると、利用企業での教育工数削減やシステムの早期定着化、暗黙知の形式知化といった点において、より効果的な支援を提供できるとのことだ。

シナリオ編集画面のイメージ