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テンダ、Webシステム対応操作ナビゲーション「Dojo Sero」 ユーザーが“今やりたい操作”をわかりやすく支援

 株式会社テンダは18日、マニュアル自動作成ソフトウェア「Dojo」の上位製品として、システム操作でのナビゲーション機能、付せん機能などが追加された「Dojo Sero(ドージョーセロ)」を提供すると発表した。価格は個別見積もり。

 Dojoは、社内や顧客に向けたマニュアルの作成を自動作成機能によって支援するソフトウェア。例えば、PCの操作を行うだけで、それをコンテンツとして取り込むキャプチャ機能を備えているため、アプリケーションの操作マニュアルであれば、そのアプリケーションを実際に使用するだけで、簡単にマニュアルコンテンツを生成できるという。

 今回発表されたDojo Seroではさらに、システム運用効率の向上やシステム運用コストの削減を実現するため、実システム上に操作手順を直接表示させ、ユーザーごとの異なる習熟度に応じて、リアルタイムでシステム操作をサポートする。これにより、社内での操作方法や不明点の問い合わせの低減、運用ルールの共有・浸透、運用システムの早期習熟度効果を向上するとした。

 具体的には、これから行う操作手順を、実システム画面上で直接ナビゲーションすることが可能。クリック個所を赤枠で表示したり、操作内容を吹き出しでフォーカスしたりでき、ユーザーが“今やりたい操作”の手順をナビゲートするため、例えば、月1回しか行わない操作や複雑な登録・申請であっても、スムーズに行えるという。

ナビゲーション表示のイメージ

 ナビゲーションの作成にあたっては、Webブラウザにプラグインを導入し、ナビゲーションしたい操作をいつも通りに操作するだけで、誰でも簡単に作成可能。管理者は、Web上の専用画面でナビゲーションを管理でき、作成したナビゲーションの編集や、ナビゲーション配信先の設定なども行える。

 加えてDojo Seroでは、ユーザーが自分専用の付せんを実システム画面上に直接張り付けられる付せん機能も搭載。自分にとって分かりにくい、間違いやすい内容などを、マニュアルにメモを取るように記録しておける。

 さらに、付せんに記録した内容をチーム内など複数のメンバー間で共有することもできることから、通常のマニュアルに記載されないような、部署・チーム内のみでの運用ルールや注意事項も共有・浸透させられるとした。

付せん表示のイメージ

 また今後は、AIを搭載し、日々の運用で蓄積されるシステム操作ログを解析して、ユーザーが迷いやすい操作やよく行われる操作に対しても、自動予測によるナビゲーションを表示するなど、ユーザーの操作パターンに対応した製品改良を進めるとしている。