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TISと日本IBM、メインフレームのモダナイゼーションを共同で推進

「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」を活用、システムのオープン化を図る

 TIS株式会社と日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は3日、メインフレームのモダナイゼーション支援、特に特にレガシー言語(COBOL・PL/I)からJavaソリューションへの移行に関して協業すると発表した。当初は、製造・金融業界の大規模なレガシーシステムに注力するとしている。

 両社では、金融、製造、流通などさまざまな業界の企業システムをモダナイゼーションしてきたTISのノウハウと、IBMが持つ、メインフレームにおけるアプリケーション開発やアーキテクチャ設計における知見、グローバルや国内で培ってきたモダナイゼーションに関する経験を生かすともに、両社それぞれが持つ大規模案件の実行力・経験を活用してプロジェクトを共同で推進する考え。

 具体的には、TISの大規模レガシーシステムのモダナイゼーションサービス「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」を活用し、構想策定のコンサルティングから、アプリケーション移行前の検証、アプリケーションの移行作業、システムテスト、保守・運用までを協力して進めていくとのことだ。

 なお、「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」は、COBOL・PL/Iなどのレガシー言語を、高い変換率が特徴のリライトツールを用いてJavaに変換し、オープン環境へと移行するサービスで、業務ロジックの100%を自動変換できるほか、移行後もメインフレームと同等以上の処理性能を実現するとしている。