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TIS、メインフレームからオープン環境への移行を支援する「Xenlon~神龍 マイグレーションサービス」
2017年4月11日 13:23
TIS株式会社は11日、メインフレームで稼動するメガステップクラスの大規模アプリケーションのオープン環境への移行を支援する「Xenlon~神龍 マイグレーションサービス」を、4月より提供すると発表した。
「Xenlon~神龍 マイグレーションサービス」は、業務ロジックのほぼ100%の自動変換を可能にするTIS独自の自動変換ツール「Xenlon~神龍 Migrator C2J」を活用し、COBOLからJavaへの移行を支援する。
サービスの活用により、大規模なメインフレームシステムの短期間かつ安全確実なオープン環境への移行が可能となり、COBOLの大規模アプリケーションを技術者の確保が容易なJavaに移行することで、運用コストの低減や運用継続性の担保が実現できるとしている。
サービスは、「アセスメントサービス」「マイグレーションサービス」「運用・保守サービス」「Cloud基盤プラットフォームサービス」「Cloud基盤移行サービス」の5つのメニューで構成され、大規模なCOBOLからJavaへの移行プロジェクトの豊富な経験を持つTISがすべての工程を支援する。
アセスメントサービスは、マイグレーションを検討するシステムを対象として、変換ツールとの適合性の事前診断を実施する。アセスメントシートに基づくアンケートとヒアリングで、現行システムの構成および管理レベルを把握する「簡易アセスメント」と、ソースコードを受領して変換ツールでJavaへの変換を実施する「パイロット変換」で構成される。変換ツールの適用率とマイグレーション実施時の概算費用をレポートし、顧客のマイグレーションに向けた検討を支援する。提供開始は4月。価格は250万円(税別)から。
また、サービスの開始記念キャンペーンとして、申込先着順10社に対して2017年4月~9月の期間で、アセスメントサービスを無償で提供する。
マイグレーションサービスは、変換ツールを活用したリライト主体の移行方針により、オープン環境へのマイグレーションを実施する。現行環境の調査・分析により移行対象資産・要件を分析する「現状分析」から、リライトによるソースコード生成および移行前後の環境差異を吸収するために必要な部品の開発を実施する「開発・変換」、「テスト・移行」までをワンストップで実施する。提供開始は10月。価格は個別見積もり。
運用・保守サービスは、マイグレーションサービスによりオープン環境に移行したシステムの運用・保守を実施するサービス。TISのデータセンターを活用した運用サービスを提供し、運用・保守効率を高めるための機能改善、ビジネスの変化に対する機動性を高めるため機能拡張など、マイグレーションによるオープン化後のシステムの最適化を支援する。提供開始時期は2018年度予定(相談により個別対応可能)。価格は個別見積もり。
Cloud基盤プラットフォームサービスでは、マイグレーションによりオープン環境に移行される基幹システムのアプリケーション動作・システム運用に必要となるインフラ基盤・運用基盤を、標準プラットフォームサービスとして提供。Cloud基盤移行サービスは、Cloud基盤プラットフォームサービスが提供するサービステンプレートを活用した移行により、短期間でのサービス提供を実現する。提供開始時期は2018年度予定(相談により個別対応可能)。価格は個別見積もり。
TISでは、サービスを業界業種を問わず、メガステップクラスの大規模なシステムの維持に課題を持ち、「脱メインフレーム」を検討する企業向けに提供していき、2019年までの3年間で100億円規模の受注を目指す。