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TIS、UNIXサーバー利用企業向けにOpen COBOL基幹システムのモダナイゼーション支援サービスを提供

 TIS株式会社は24日、UNIXサーバーを利用している企業に向け、Open COBOL基幹システムのモダナイゼーションを支援する「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス Lite」(以下、Xenlon~神龍 Lite)を提供開始すると発表した。

 「Xenlon~神龍 Lite」は、Open COBOLで稼働するシステムのアセスメントから、マイグレーション、マイグレーション後のエンハンスメントやDX推進支援などをトータルに支援可能なサービス。

 このうちアセスメントでは、現行ソースを分析し、ソースの一部を実際に変換して、リライトの適合性と移行資産範囲の特定、移行方針(アーキテクチャデザインや製品活用)などを立案する。またその際に、選定した一部機能を変換ツールでJava化した上で、構築したプロトタイプ環境を利用し、「動くアプリケーション」として事前検証を行うことも可能とした。

 さらにマイグレーションでは、TISの独自リライト技術「Xenlon~神龍 Migrator」と、同社の実績に基づくナレッジ/ノウハウを活用し、Open COBOLからJavaへのリライトマイグレーションによるオープン環境への移行を実施する。この作業では、業務ロジックの100%を自動変換するとともに、旧システムと同等以上の処理性能を実現するという。

 なおTISでは、「Xenlon~神龍 Lite」のアセスメントサービスと、Amazon Web Services(AWS)を活用したクラウド基盤への移行検討を支援する「インフラ・アセスメント」をセットで申し込んだ企業を対象に、最大500万円を値引きする「脱COBOLアセスメントキャンペーン」も実施する。期間は11月30日まで。

 このキャンペーンで提供する「インフラ・アセスメント」は、基幹システムだけでなく、現行運用中の関連周辺サーバーの環境情報を棚卸しし、移行方針の整理・移行可能性の机上確認を行う現状調査・分析サービスで、移行後の基盤計画策定を支援できるとのことだ。