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AWS運用自動化サービス「Cloud Automator」、ジョブの定期実行を指定日だけスキップする機能を提供

 株式会社サーバーワークスは27日、Amazon Web Services(AWS)の運用自動化サービス「Cloud Automator」において、利用者独自の休業日などにあわせて柔軟にジョブを制御する「スキップ日付指定機能」を提供すると発表した。これにより、店舗や事業所それぞれの運営状況に応じたAWSオペレーションの自動化を実現するという。

 Cloud Automatorは、サーバーワークスがさまざまなAWSの導入支援・運用プロジェクトで培ってきたノウハウを生かして開発された運用自動化サービス。AWS利用における「ジョブ自動化」と「構成レビュー自動化」という、大きく2つの機能ラインアップで提供されている。

 今回提供するスキップ日付指定機能は、従来のタイマートリガー機能を強化したもの。ジョブを定期的に実行させる場合は、従来、タイマートリガーを使うと「毎週:月~金曜日の09:00、ただし祝日は除く」「毎月:10日の09:00」といった設定は可能だった。しかし、一般的な日本のカレンダーとは異なる、店舗や事業所独自の休業日については「例外的にジョブを実行しない」ことが難しいケースがあったという。

 そこで、今回リリースする「スキップ日付指定機能」では、既存のタイマートリガージョブ、もしくは新しく作成するタイマートリガージョブに対して、例外的に実行しない日付として「スキップ日付」を指定できるようにした。

 「基本的には毎日朝9時に実行したいジョブを5月28日と6月4日は実行させない」といった処理が可能になるため、店舗や事業所それぞれの運営状況に応じてAWS運用オペレーションを自動化でき、運用担当者の負荷が軽減されるとのことだ。なお、1つのジョブに設定できるスキップ日付は最大で50件まで。