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サーバーワークス、クラウド運用自動化サービス「Cloud Automator」がGoogle Cloudに対応開始

AWS向けの運用アクションも2つ追加

 株式会社サーバーワークスは17日、クラウド運用自動化サービス「Cloud Automator」を強化し、Google Cloudに対応させたと発表した。あわせて、Amazon Web Services(AWS)の運用アクション2つも新たにリリースする。

 Cloud Automatorは、サーバーワークスがさまざまなAWSの導入支援・運用プロジェクトで培ってきたノウハウを生かして開発された、AWS向けの運用自動化サービス。「ジョブ自動化」と「構成レビュー自動化」の、大きく2つの機能ラインアップで提供されている。

 従来は前述のようにAWSに特化したサービスとして提供されてきたが、今回は新たにGoogle Cloudへの対応も開始され、第1弾として、VM(仮想マシン)インスタンスからマシンイメージを作成するアクションをリリースする。

 同社によると、現時点のGoogle Cloudのコンソール画面では、マシンイメージ作成をスケジュールする機能が提供されていないため、マシンイメージを定期的に作成したい場合は、その都度、コンソール画面やCLIコマンドで手動作成する、もしくはCloud SchedulerとCloud Functionを組み合わせて定期的にAPIを呼び出すコードを開発する必要があり、手間や負担が生じていたとのこと。

 しかし、手動操作の手間や、独自コードの開発・メンテナンスコスト、周辺技術の学習コストなどの負担が避けられず、

 これに対して、今回リリースされた「Compute Engine: マシンイメージを作成」アクションを利用すると、定期的なマシンイメージの作成をWeb画面上からの操作で簡単に行えるようになる。

 定期的な実行だけでなく、Cloud Automatorのトリガー機能を利用することで、不定期なスケジュールや都度の実行も可能となっているほか、特定の運用ジョブを実行した後にマシンイメージ作成を行うといったワークフローの機能も、AWSでのアクションと同様に利用できるとしている。

 一方、以前から提供してきたAWS向けにも、運用アクション2つを追加した。1つ目は、「RDS(Aurora): DBクラスタースナップショットをリージョン間でコピー」アクションで、手動実施の手間やスクリプト開発のコストをかけることなく、Amazon RDS(Aurora)のDBクラスタースナップショットをリージョン間でコピーするジョブを作成可能となった。

 2つ目は、「FSx: バックアップを作成」アクション。Amazon FSxファイルシステムのバックアップを作成する機能が追加された。