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SMBCグループが日本オラクルのクラウドERPを採用、会計システムを刷新へ

 日本オラクル株式会社は11日、株式会社三井住友フィナンシャルグループ(以下、SMBCグループ)が、会計業務の共通化を目的として、クラウド型ERPソリューション「Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning(ERP)」を採用したと発表した。また同サービスを活用し、グループ会社を対象にしたシェアードサービスを導入する。

 SMBCグループでは、従来、グループ各社ごとに異なる経理業務プロセスで独自のシステムを運用して業務を遂行していたが、全グループ会社における業務プロセスを標準化でき、ビジネスとともに進化可能な単一の会計基盤を必要としていたという。

 そこで複数のERP製品を検討した結果、今回、「Oracle Fusion Cloud Procurement」と「Oracle Fusion Cloud Enterprise Performance Management(EPM)」を含むOracle Fusion Cloud ERPの採用を決めた。これらのアプリケーションはすべて、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)のクラウド基盤上で稼働する。

 SMBCグループはOracle Fusion Cloud ERPとOracle Fusion Cloud Procurementを用いることで、全グループ会社における会計と購買・経費管理業務の効率化、コスト軽減および統制の強化を行う考え。特に、Oracle Fusion Cloud EPMの活用によって、SMBCグループ全体の予実・採算管理が行えるようになるため、グループ全体での経営戦略立案と最適な意思決定を支援するとしている。

 導入は2023年4月から段階的に行われる予定で、このプロジェクトは日本オラクルのコンサルティング・サービス部門が支援するとのこと。