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Hondaが調達管理システム「Oracle Fusion Cloud Procurement」導入、間接材の調達プロセス標準化を図る

 日本オラクル株式会社は11日、本田技研工業株式会社(以下、Honda)が、「Oracle Fusion Cloud ERP」の調達管理システム「Oracle Fusion Cloud Procurement」を採用したと発表した。Hondaでは、国内における間接材の調達コストの最適化と業務効率向上を目的として同製品を活用している。

 これまで、Hondaおよび国内の主要なグループ会社にはそれぞれ調達部門が存在し、異なるプロセスとシステムで業務を行っていたが、グループ全体の経営資源の有効活用に向けて、間接材の調達プロセスを標準化し、システムを1つに統合することを選択。新たな調達基盤としてOracle Cloud Procurementを採用した。

 Hondaでは採用にあたり、調達戦略の立案に必要なデータを一元的に蓄積・分析できる点、外部環境の変化と最新のベストプラクティスに柔軟に対応しながら、追加コストを最小限に抑えられる点、リモートワークやペーパーレスにも対応できるSaaSである点などを評価している。

 システム導入にあたっては、Hondaが抽出した新たな要件の大部分がOracle Cloud Procurementの標準プロセスに適合したとのことで、現在はそれらに基づき、購入依頼から見積依頼、価格決定、発注、支払までの調達業務の標準化を進めている。

 今後は、取引先の選定理由や過去の取引実績をシステム内に蓄積し、予実管理や最適な取引先選定に向けたデータドリブンな分析を強化していく考え。あわせて、「Oracle Fusion Cloud Applications」のデジタル導入支援ソリューション「Oracle Guided Learning」を活用し、約4000社のサプライヤーと従業員約2万5000名に対して、新たなプロセスに関するガイドを提示するとしている。