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日本ティーマックスソフト、メインフレームからオープン環境への移行を実現する「OpenFrame 21」を提供

 日本ティ―マックスソフト株式会社(以下、TmaxSoft)は7日、メインフレームで使用されていたプログラムを再開発することなく、オープン環境への移行ができるリホストソリューション「OpenFrame」シリーズについて、新製品となる「OpenFrame21」を5月28日に提供開始すると発表した。

 OpenFrame 21は、リアーキテクチャソリューションとして、既存のシステムのソースコードを完全に変更することが可能で、新しいアーキテクチャへの移行を行う。ソースコードを変更することで、既存のプラットフォームよりも、新しい機能とより優れた機能を最大限に活用できる。たとえば、以前のモノリシックアーキテクチャから、最新のマイクロサービスに移行して、コードの設計、デバッグ、更新および活用の機能を向上させることができる。

OpenFrame 21の概要

 また、OpenFrame 21は「ハイパーフレーム(HyperFrame)」という考え方に基づいて設定され、ハイパーフレームはWebアプリケーションサーバーやフレームワーク、モニターシステムを含む、システム全体にわたる統合された中間環境を提供する。このため、クラウド環境向けに最適化され、マイクロサービスの運用が容易になり、標準の技術に基づいているため、任意のクラウドプラットフォームに適用することもできる。

 さらに、ハイパーフレームは、オープンソースの使用またはオープンソースと共通製品の組み合わせを通じて、顧客主導のミドルウェア環境をサポートし、エンタープライズクラウド環境での最適化を可能にすることで、ビジネスの生産性を最大化する。

 OpenFrame 21の移行テクノロジーは、従来のアプリケーションソースコードを、マイクロサービスアーキテクチャ(MSA)ベースのJavaフレームワーク向けに最適化されたコードに変換する。基本的に、1つのレガシーアプリケーションのソースコードは、「サービスオブジェクト」「ビジネスオブジェクト」「システムランタイムサービス」「データオブジェクト/データオブジェクトファクトリ」の4種類のオブジェクトに変換され、1つのWebサービスユニットとなる。

 また、OpenFrame 21には、統合された資産分析および変換自動化ソリューションの「OpenFrame T-Up」機能が搭載され、レガシー資産の分析・移行の自動化を行える。レガシー資産を自動分析する「OFMiner」や、移行に必要なプロセスのセット全体をサポートするサービス「OpenFrame T-Up」も提供する。