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ティーマックスソフト、ITモダナイゼーションを視野に入れたリホストツール「OpenFrame 7.0」

 日本ティーマックスソフト株式会社(以下、ティーマックスソフト)は10日、リホストソリューションの新版「Tmax OpenFrame 7.0」を10月より順次提供すると発表した。価格は、最小構成で1300万円(税別)から。

 Tmax OpenFrameは、メインフレームで利用されているプログラムを再開発することなくオープン環境で稼働させるリホストソリューション。COBOL、PL/I、JCL(ジョブ処理言語)、データ、画面などの資産を修正せずにオープン環境へ移行できる。

 新版では、標準的な次世代システム基盤となる「3層アーキテクチャ」により、システムの柔軟性と拡張性の最大化を実現するという。また、ユーザーインターフェイス(UI)とアプリケーション、データベースを分離し、クラウド対応のミドルウェア・プラットフォームを提供することで、システムの柔軟性と拡張性の最大化を実現するとのこと。

 また自動分析機能「OFMiner(オーエフマイナー)」を搭載し、より効率的な資産統合管理を行えるようにする。同機能では、自社コンパイラ技術を活用した自動セマンティック変換によって、プロジェクト期間の短縮および移行の利便性向上を実現するとした。

 さらに、オンライン自動テスト機能「OFTest(オーエフテスト)」により、テスト対象資産に対応したテスト項目やシナリオの作成を支援できるのも特徴。自動的に実行されるシナリオの結果画面を期待値と繰り返し比較することで、OFMinerとあわせ、全体で従来のマイグレーション工数の約3割を削減するという。

 加えて、独自のCOBOL、PL/Iの各コンパイラ、およびホストASSEMBLERを処理する「OFASM」を提供し、ユーザー企業の資産の再使用により、コストの最小化を実現するとしている。

 ティーマックスソフトでは、こうした機能により、コスト削減や安定した運用など「置き換え」を目的とした従来のマイグレーションだけでなく、ITモダナイゼーションを見据え、ユーザー企業のIT資産をさらに活用するための次世代システム基盤構築までつなげていく、「リホスト 2.0」を実現するソリューションとしても訴求したい考え。今後、需要の伸びが期待されるITモダナイゼーション市場のうち、中規模のメインフレームを数多く持つ企業や自治体なども対象として販売を拡大し、年間12億円の売上を目指す。

 対応環境は、IBM AIX 7.1、HP-UX 11iv3、Solaris 11、Red Hat Enterprise Linux 7。

石井 一志