ニュース

JBS、Windows Virtual Desktopの運用を支援するマネージドサービスを提供

 日本ビジネスシステムズ株式会社(以下、JBS)は10日、日本マイクロソフトのクラウド型仮想デスクトップサービス(DaaS)である「Windows Virtual Desktop(WVD)」を対象に、運用アウトソーシングサービス「マネージドクラウド for Windows Virtual Desktop」を提供すると発表した。

 DaaSである「WVD」は、業務アプリケーションとの接続など多様なシステムと連携して利用するため、さまざまな運用イベントや保守作業が発生する。こうした作業では、複数環境でのログ取得や調査、各種ベンダーとの調整など、対応範囲が多岐に渡ることから、すべてを自社で運用するのは難しく、また迅速にトラブル対応を行うには、ノウハウや経験が必要不可欠になるという。加えて仮想マシンの場合、システム全体は正常に動作しているが、ある特定ユーザーだけパフォーマンスが低下しているなど、仮想マシン個々にトラブルが発生する場合もあり、ユーザーからの問い合わせ内容の切り分けが難しい側面もあるとのこと。

 今回提供するサービスでは、このように複雑になりがちな「WVD」環境の運用について、運用リソースや各種ノウハウを持ったJBSが対応することにより、利用企業の運用管理の負担を軽減し、安全・快適なWVD運用を実現するとしている。

 なお同サービスでは、前述したような、仮想マシン単位で発生しうる問題にも対応するため、ユーザーの「WVD」利用状況(ユーザーエクスペリエンス)を可視化するツールも標準提供するとした。

 契約は100ユーザー単位となり、月額基本費用は、100ユーザー未満の場合で月額2000円/ユーザー、101~499ユーザーの場合で月額1000円/ユーザー。500ユーザー以上はボリュームディスカウントを提供する。また別途、初期費用100万円が必要。