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DALのエンタープライズ・データ連携基盤「ACMS Apex 1.5」、Webサービスとの連携機能を強化

 株式会社データ・アプリケーション(以下、DAL)は8日、エンタープライズ・データ連携基盤「ACMS Apex」において、Web APIクライアント機能などを強化した新版「同 バージョン1.5」を販売開始すると発表した。

 ACMS Apexは、既存の業務アプリケーション資産を生かしつつ、単一ソフトウェアで、セキュアかつ可用性の高いデータ連携基盤を容易に構築できる製品。

 今回強化されたWeb API機能は、ACMS Apexの「バージョン1.4」からサーバー機能とクライアント機能が提供されているが、Web APIクライアント機能は、SAP S/4HANAに限定した実装になっていた。これに対して今回の新版では、Webサービス連携に広く採用されている認可プロトコル「OAuth 2.0」を新たに実装したことにより、SAP S/4HANA連携にとどまらず、ODataやREST、SOAPを用いてAPIを公開しているWebサービスへの連携へと範囲を拡大しているという。

 また、企業やビジネスのグローバル化が進んでいる状況にあわせ、英語表記による運用をサポートした。これにより、基幹システムや外部サービスとのリアルタイムなWeb API連携に対応し、DALが得意とする通信プロトコルを使った企業間取引(EDI)、そして海外を含む各拠点にあるシステム間とのデータ連携を確実に担保するとともに、自社でそれらを柔軟にコントロールできるようになるとのこと。

 このほか今回は、管理データベースとしてMicrosoft SQL Server 2019やPostgreSQL 12、FUJITSU Software Enterprise Postgres 12を、JDBCドライバーとしてMicrosoft JDBC Driver 8.2 for SQL Serverを新たにサポートしている。

 価格例は、スタンダードエディションのサブスクリプションモデルが2万4000円から、買い取りモデルが60万円から。