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DAL、エンタープライズデータ連携基盤「ACMS Apex V17」を提供 Graviton 3ベースのAmazon EC2をサポート

通信ポートの利用状況も把握可能に

 株式会社データ・アプリケーション(以下、DAL)は3月31日、エンタープライズ・データ連携基盤「ACMS Apex」の新版「同 バージョン1.7」を販売開始すると発表した。Amazon Web Services(AWS)における動作環境の拡充などが行われている。

 ACMS Apexは、既存の業務アプリケーション資産を生かしつつ、単一ソフトウェアで、セキュアかつ可用性の高いデータ連携基盤を構築できるエンタープライズデータ連携基盤。

 今回の新版では動作環境が拡充され、ARMアーキテクチャを採用したAWS Graviton 3をベースとする、新しいAmazon EC2での動作をサポートした。これによって、優れたコンピューティングパフォーマンスを利用しつつ電力消費量を削減し、より高いコストパフォーマンスを享受できるようになったという。このほか、JDKではOracle Java SE 17に、データベースではMySQL 8.0に、ファイルストレージではAmazon Elastic File System(EFS)に、新たに対応している。

 また、ACMS Apexにおけるポートの利用状況の把握機能や、しきい値の超過を検知する機能の追加により、通信処理やアプリケーション処理での効率的なリソースの利用が可能になったとのこと。前者では、ポートグループ単位で、集計時刻、ポートの使用率や使用回数、着信拒否数(エラーの回数)をファイルで出力できるほか、後者でもポートグループ単位で、ポートの使用率が閾値を超えた場合にログを出力可能になっている。

 さらに今回は、タスク一覧照会時のパフォーマンスを最大50%向上させるなど、運用効率も改善されている。

 価格は従来と変わらず、サブスクリプションモデルの場合で、最上位のアドバンストエディションが月額12万円から、エンタープライズエディションが月額6万4000円から、スタンダードエディションが月額2万4000円から。

ポート利用状況出力ファイル利用例