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DALのデータ連携/EDI基盤「ACMSシリーズ」、サブスクリプション型ライセンスを10月より販売

 株式会社データ・アプリケーション(DAL)は18日、EDI(電子データ交換)パッケージソフト「ACMSシリーズ」のライセンス体系において、月額料金で利用できるサブスクリプション型のライセンスモデルを追加すると発表した。エンタープライズデータ連携基盤「ACMS Apex」、B2Bサーバー「ACMS B2B」と、その動作環境をWindowsに限定した「ACMS B2B LE」の3製品を対象に、10月1日より販売を開始する。

 ACMSシリーズは、取引先とのEDIによるデータ交換に加えて、グローバルの各拠点とのデータ連携、社内のサーバー間データ連携などをワンパッケージで統合管理可能なソリューション。

 現在では、クラウドサービスの普及に伴って、ACMSシリーズの導入環境にクラウドが選択されることが増えたほか、サービスプロバイダーでの採用が増加していること、イニシャルコストを軽減し、維持・運用コスト(ランニングコスト)で賄えるといったメリットがあることなどを受けて、サブスクリプション型のライセンスモデルの提供を決めたという。

 このサブスクリプションは、初年度のみ1年契約で提供され、以降は1カ月単位での更新に対応。サブスクリプションにはサポート料金が含まれるため、別途サポート契約を結ぶ必要はない。

 保守サービスの提供期間は通常サポート期間+延長サポート期間(2年)で、買い取りモデルでは追加料金が必要だった延長サポート期間についても、追加料金は不要。より長期のサポートが必要なユーザーには、通常サポート+5年間の保守サービスが提供される「長期サポート付きサブスクリプション」も選択できる。

 さらに、買い取りモデルではサポート内容に含まれない、電話での問い合わせも追加されているとのこと。

サポート期間のイメージ

 また、サブスクリプションではメジャーバージョンアップ費用は不要で、月額料金でいつでも最新版を利用可能。バージョンアップなどの移行時の期間に限って無料で利用できる「並行稼働ライセンス」も利用でき、買い取りモデルでは3カ月間だった無償期間が、サブスクリプションでは6カ月間に延長されている。

 今後は、導入、運用を支援する専用のTipsサイトを開設予定。構築・運用面でのヒントやポイントなどの情報を公開するとのことだ。

サブスクリプションと従来型の買い取りモデルの比較