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Denodo Technologies、データ仮想化ソリューションの最新版「Denodo Platform 8.0」を発表
2020年10月6日 17:54
米Denodo Technologiesは現地時間9月29日、データ仮想化ソリューション「Denodo Platform」の最新版となる「Denodo Platform 8.0」を発表した。
Denodo Platformは、各種データを統合して仮想的なデータベースを構築できるデータ仮想化ソリューション。新バージョンでは、ハイブリッドクラウドとマルチクラウドの統合を促進し、人工知能(AI)と機械学習(ML)によりデータ管理を自動化するとともに、スマートクエリアクセラレーションによりパフォーマンスを向上させた。
ハイブリッドクラウドとマルチクラウドの統合では、Denodo Platform 8.0により、組織は運用経費を削減し、サービス型プラットフォーム(PaaS)スタイルのインフラ自動化と自動スケーリングのサポートを活用しながら、さまざまな場所でデータ統合を促進できる。
機械学習とデータサイエンスの効率化では、ML支援型のデータカタログがデータセットの推奨を提示し、データサイエンティストが複雑なデータモデルを構築するためのデータの発見・準備や高度な分析をサポートする。また、統合的なApache Zeppelin Notebookを使用することで、データサイエンティストはクエリをコード、テキスト、グラフィックスと組み合わせてナラティブを構築し、それを他のデータサイエンティストと共有できる。
APIとマイクロサービスの強化については、ロジカルデータモデルの最上位でGraphQLの実行を新たにサポートすることで、REST APIの使用に対するノーコードアプローチを促進し、高度なマイクロサービスアーキテクチャーの採用を加速する。
また、Denodo Platform 8.0では、AIの力を活用した推奨機能、高度なキャッシュ、頻繁で高コストのクエリに対処するためのスマートクエリアクセラレーションにより、クエリデリゲーションを最大化し、1秒未満の応答へとパフォーマンスを高めた。
ユーザーインターフェイスについては、シングルサインオン機能を備えた統合ウェブベースUIを採用。シングルサインオンをサポートすることで、すべての設計ツールとランタイムツールを統合し、迅速な設計/開発/展開/管理プロセスを促進する。
クラウド接続機能についても拡張し、Databricks Delta、Azure Synapse、Google BigQuery、AWS S3、Azure Data Lake Storage、Google Cloud Storageなどのクラウドデータストア用の新しいアダプターを追加した。