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日立ソリューションズ、Denodo Technologiesのデータ仮想化製品を販売 導入から運用までをトータルに支援

 Denodo Technologies株式会社と株式会社日立ソリューションズは15日、データ仮想化ソリューション「Denodo Platform」の販売代理店契約を締結したと発表した。これに伴い日立ソリューションズは、Denodo Platformの導入コンサルティングから、運用支援までをトータルに提供する「データ仮想化ソリューション」を、9月16日より販売開始する。

 Denodo Platformは、社内の各種データベース、クラウドサービス、CSVファイルなど、企業内外に散在するさまざまなデータを仮想的に統合する製品。従来のデータ統合は、異なるシステムに散在しているデータを物理的に抽出し、リポジトリに統合する手法が主流のため、データの物理的な複製やバッチ改修の対応、リソースごとのアクセス権限管理、膨大な複製データの管理などが必要となっていたが、Denodo Platformではそれぞれのデータソースに置いたまま、既存のシステム構成を変えずにデータを仮想的に統合するため、システム管理におけるコストや作業負担を軽減できるという。

 日立ソリューションズでは、このDenodo Platformの導入にあたって、企業の既存のシステムやクラウドサービスの構成、データ利活用のニーズをヒアリングし、導入から最適な活用までを支援する。また、トラブルが発生した際には一次窓口となり、日本語による問い合わせ対応やナレッジを提供することにより、導入企業が安心して利用できるようにサポートしていくとのこと。

 さらに、データガバナンスソリューションと組み合わせ、データアクセス統制、データの品質管理など、データマネジメントの運用支援も含めて、データ利活用に関するさまざまな課題解決をトータルに支援する考えだ。