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ウイングアークのBIツール「MotionBoard」、データ仮想化ソリューション「Denodo Platform」と連携

 ウイングアーク1st株式会社は1日、データ仮想化技術によるデータ統合・管理ソリューションを提供するDenodo Technologies株式会社(以下、Denodo)と、テクノロジーパートナー契約を締結したと発表した。なお、同契約の締結は日本企業としては初めてになるとのこと。

 企業データの管理や活用方法の重要性が増す中で、データ統合環境の整備は、多くの企業において課題として残ったままとなっている。こうした中で両社は協業を行い、データマネジメントの観点から、データ統合作業の効率化を実現するエコシステム拡大に注力し、さまざまなデータの仮想統合とリアルタイムでの可視化を提供するとした。

 具体的には、散在するデータを複製することなく仮想統合するDenodoの「Denodo Platform」と、ウイングアーク1stのBIダッシュボード「MotionBoard」との連携を可能にしており、Denodo Platformの仮想化技術を利用することで、MotionBoardユーザーは、データ仮想化によるさまざまなメリットを得られるという。

 具体的には、データの形式や場所に関係なく、全てのエンタープライズシステムにまたがるデータを仮想的に統合可能になるほか、利用可能な全ての仮想テーブルがカタログ化されるため、検索・検出、管理するための一元化された安全なレイヤが提供される。またこれによって、従来の各システムに対するデータ抽出・統合作業が不要となり、データへの迅速なアクセスが可能になるとしている。