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パロアルト、「Cortex XDR」「Cortex Data Lake」の日本リージョンを開設

 パロアルトネットワークス株式会社(以下、パロアルト)は28日、XDRプラットフォーム「Cortex XDR」およびクラウドデータストア「Cortex Data Lake」の日本リージョンを開設したと発表した。

 Cortex XDRは、パロアルトのエンドポイントセキュリティ製品「Traps」や、次世代ファイアウォール、クラウドセキュリティ製品群「Prisma」など、さまざまなデータソースのログを統合し、セキュリティプラットフォーム「Cortex」に蓄積した情報をベースに、脅威の検出・調査・対処を行う製品。一方のCortex Data Lakeは、エンドポイントやネットワークなどから収集したログを保管するためのデータベースである。

 パロアルトでは、データレジデンシーに厳しい規制を持つ業界や企業での需要を踏まえて、2013年からマルウェア分析サービス「WildFire」を国内データセンターで利用できるようにしてきたが、今回、Cortex XDRとCortex Data Lakeにおいても、国内データセンターの利用を選択できるようになった。これにより、日本国内にデータをとどめたままで、Cortex XDRとCortex Data Lakeを利用できるようになる。

 例えば、企業全体のデータを国内データセンター上のCortex Data Lakeで保存・統合・正規化したり、国内データセンター上のCortex XDRにより、エンドポイント、ネットワーク、クラウドにまたがるデータを統合し、予防から検出、調査、対処までの包括的なディテクション&レスポンス機能で、高度な脅威に対応したり、といったことが可能になるとのことだ。