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パロアルトネットワークス、「Cortex XSIAM」を2022年後半から提供

 パロアルトネットワークス株式会社は8日、セキュリティにおけるデータ活用や分析、自動化の方法を変革するAI駆動型プラットフォーム「Cortex XSIAM」を、2022年後半から日本市場で提供すると発表した。

 Cortex XSIAM(Extended Security Intelligence&Automation Management)は、大量のデータを脅威対応にどう活用するかという、セキュリティの課題を解決するプラットフォーム。広範囲におよぶインフラのテレメトリ(使用状況データ)を、インテリジェントなデータ基盤に変換し、AIを活用することで、脅威対応を加速させる。

 同目的の従来型セキュリティ製品のほぼ半分の費用で、セキュリティインフラ全体での詳細データの取り込み、正規化、統合が可能。データ基盤に基づくAI駆動の多層分析により、数日ではなく数分での脅威対応を可能とし、セキュリティインフラ全体での新たな脅威の検出、アラートとデータのインシデントへの自動相関、自己学習型のレコメンデーションエンジンを活用した脅威対応の次ステップの決定などを実現するとしている。

 また、脅威への事前対策として、あらかじめ備わった攻撃対象領域管理機能により、脆弱性を継続的に発見し、パロアルトネットワークスの数万の顧客のデータに基づく統合脅威インテリジェンスにより、脅威対応を自動化できるとしている。

 Cortex XSIAMは現在、一部の顧客向けに提供されており、2022年の後半より一般提供を開始する予定。