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NECネッツエスアイがZoom配信用スタジオを提供、スタジオ構築や配信サポートサービスも

Zoomによるオンライン配信をトータルに支援

 NECネッツエスアイ株式会社は9日、日本橋イノベーションベース(東京・中央区)において、Zoomを活用した配信用スタジオを常設するとともに、それらのノウハウを活用し、配信スタジオの環境構築から運用サポートまでをトータルで行う「Zoom オンライン配信サービス」を提供開始すると発表した。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大などに伴って集合型イベントや各種の行事は、開催の見送りやオンラインでの実施を余儀なくされているが、オンライン配信をいざ行おうとしても、配信を行う側の環境整備と運用は専門性が高く、導入も容易ではないという。

 そこでNECネッツエスアイは、Zoomを取り扱ってきた実績と放送事業に携わってきた経験を生かして、オンラインで授業や企業の研修・セミナーを配信するスタジオ環境を提供する。

 また、同社のデジタルトランスフォーメーション事業のブランド「Symphonict(シンフォニクト)」のコンセプトのもと、セミナーやカンファレンスの効果的な運用を支援する「Slido(スライド)」などのクラウドツールを組み合わせることで、よりインタラクティブなコミュニケーションを実現できるよう支援するとした。

 例えば、オンライン授業における質疑やアンケートにSlidoを活用することで、リアルタイムにリアクションを確認・共有するだけではなく、全員が参加し理解を深める場に変革する。各種のクラウドサービスを活用し、収集した情報・データをつなぎ・束ねることで、品質向上に利用できるだけではなく、重要な情報を蓄積できる。

 スタジオは、NECネッツエスアイのZoom配信用スタジオを利用することも可能だが、顧客指定の場所に配信用スタジオを構築する「スタジオ構築サービス」も用意した。構築サービスでは、環境調査や利用に関するコンサルティングから、機器・什器の手配・設置、運用サポートまでをトータルで提供する。

 価格は、Zoom配信用スタジオが事前準備、当日の支援を含めて、2時間利用で10万円から、スタジオ構築サービスが300万円(機器・什器込みの参考価格)。提供開始は、Zoom配信用スタジオが10月1日から、スタジオ構築サービスが9月9日からなっている。

Zoom配信用スタジオイメージ

 なお、Zoomの機能や各種オペレーション、オンライン配信設備に関するヘルプデスクサービス、イベント、ウェビナー開催時のオンサイトサポートを行う「Zoomサポートサービス」も、グループ会社であるキューアンドエー株式会社と連携して提供する。

 10月1日からの提供を予定しており、参考価格は10万円から。