NECネッツエスアイ、Zoom配信向けに同時通訳サービスを提供

　NECネッツエスアイ株式会社は12日、Zoomを利用したイベント配信などで同時通訳を利用できる「同時通訳サービスfor Zoom」を提供開始すると発表した。多言語ソリューションサービスを提供するランゲージワン株式会社と共同開発している。

　コロナ禍の環境においては、セミナーや講演会などのイベントはオンラインで行われるようになっているが、場所の制約がないという特徴から、視聴者は気軽に参加することができる。また、海外へ渡航ができない状況が続いているため、出張や視察、留学といった海外交流イベントのオンライン化も求められており、多言語コミュニケーションへの対応を強化する必要性が高まってきたとのこと。

　一方NECネッツエスアイでは、Zoomによるオンラインイベント開催を支援するため、配信サービス「Zoomオンライン配信サービス」などを提供してきたが、今回はさらに、Zoomを用いた同時通訳サービスである「同時通訳サービスfor Zoom」を提供することで、各種オンラインイベントのグローバル化を支援するとしている。

　その「同時通訳サービスfor Zoom」では、視聴者側で言語を選択する仕組みとなっており、1台のPC、もしくはスマートフォン上で、選択した言語の音声のみを聴取できるとのこと。現時点では、英語⇔日本語に対応する。

　なおNECネッツエスアイでは、利用例として、国際会議、シンポジウム、社内会議、商談、研修、講演会、セミナー、授業などを挙げている。