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NECネッツエスアイ、Zoom Phoneを30ユーザーから利用できる独自の「中規模提供モデル」を販売開始

 NECネッツエスアイ株式会社は23日、米Zoom Video Communicationsの音声クラウドサービス「Zoom Phone」の企業向けサービス(Bring Your Own Carrierモデル)において、スモールスタートに適した独自サービス「中規模提供モデル」を提供開始すると発表した。

 Zoom Phoneは、チャット、電話、ビデオ会議によるコミュニケーションをシームレスに統合するZoom Communications Platform上に構築された音声クラウドサービス。チャットで連絡していたが電話で詳しく話したい、資料を見せたいのでビデオ会議に切り替えたい、といった場合にも、やり取りを止めることなく、ボタン1つでシームレスにコミュニケーション手段を切り替えられるという。

 今回発表された「中規模提供モデル」は、従来の「標準モデル」よりも契約の最小単位を引き下げ、30ライセンスから提供可能にしたほか、NECネッツエスアイ独自の運用サービスを負荷した、同社独自のパッケージ。これにより、小規模事業者への提供や部門単位での導入など、より幅広いニーズに応えられるとしている。

 なお「中規模提供モデル」でも、0AB~J番号を用いることになり、既存電話番号の継続利用は可能。既存のPBXとの連携にも対応するとした。ただし「標準モデル」と異なり、トランクサービス(Zoom Phoneクラウドと接続するための、NECネッツエスアイのデータセンターゲートウェイとの接続サービス)の契約が必須となる。