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ALSI、AIチャットボット「ASBOT」にメールエスカレーション機能を追加
メンテナンスを支援するログレポート機能の強化も実施
2020年8月26日 11:43
アルプス システム インテグレーション株式会社(以下、ALSI)は26日、AIアシスタントチャットボット「ASBOT」にメールエスカレーション機能などを追加し、同日より提供開始すると発表した。
ASBOTは、Microsoft Teams上で利用できるAIチャットボットサービス。主に、企業内の社員向けヘルプデスク(FAQ)業務での利用を想定しており、各種社内システムとの連携機能によって、問い合わせ時点での実データを参照して回答する、複数のスケジュールを確認・調整し会議を設定するなど、社内システムへアクセスして業務を代行する機能を提供している。
今回の機能強化では、ASBOTからの返答が利用者の求めていた回答と違った場合、問い合わせの種類に応じて、あらかじめ設定された担当部門にエスカレーションする機能を追加した。ボタン1つでエスカレーションが可能なため、利用者は何も意識することなく担当者から返答をもらえるという。また、チャットでのやり取りがすべて担当者に送付されるため、問い合わせ内容を再度説明する必要はないとのこと。
なお、エスカレーション先はQ&Aやシナリオごとに複数設定できることから、管理者は、役割に応じた宛先を設定可能。宛先を共有メールアドレスにすれば、複数のサポートメンバーで問い合わせを共有することもできる。
加えて今回は、ログレポート機能を強化し、解決率、未解決率などの一般的な利用ログ情報に加えて、利用者からのチャットボットの回答に対する要望がどれだけ発生したかがわかる「フィードバック数」や「ヒット数ランキング」を追加した。
ヒット数ランキングでは、問い合わせに対する解決率が表示されるため、回答率を下げているQ&Aが一目でわかるとのこと。ALSIでは、これによって全体の解決率、利用者からのフィードバックを把握できることから、ASBOTのメンテナンスを的確に行えるようになるとアピールしている。