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KDDI、IoTクラウドのメニューにメーター点検業務を効率化する「検針オプション」を追加

 KDDI株式会社は1日、IoTクラウドサービス「KDDI IoTクラウド Standard」の新オプションメニューとして、AIによりメーター点検業務を効率化する「検針オプション」を同日より提供開始すると発表した。

 「KDDI IoTクラウド Standard」は、データの見える化(グラフ化)やアラート通知、データ蓄積など、IoT/M2Mに必要な機能を標準装備したクラウドサービス。

 今回提供する「検診オプション」では、専用のアプリをダウンロードして初期設定を行ったスマートフォンを利用してメーターを撮影するだけで、リアルタイムに正確な検針データをクラウド上の台帳へ自動的に入力・管理できるようになる。メーターは既存のものをそのまま利用可能なため、大規模な設備投資は不要なほか、あらかじめ設定した異常値などのしきい値に対してアラートを受信することも可能だ。

 これによって、手作業で実施していたデータ入力業務を自動化し、メーターの点検・検針業務を効率化できるのみならず、作業時の計測ミスや記載漏れ、データ改ざんも減らせるという。さらに、温湿度センサーをはじめとするさまざまなセンサーも「KDDI IoTクラウド Standard」上で一元管理できるので、データ管理業務の効率化にもつなげられるとしている。

 なお、専用アプリで撮影したデータからAIで画像認識・検針データの読み取りを行う機能、および、自動で台帳記録する機能は、GMOクラウドが提供する「hakaru.ai byGMO」を採用した。

 月額費用は、サービスID利用料が1IDあたり5000円、検診オプションが20メーターで2万円から。別途、初期費用(契約事務手数料)として1契約あたり1万円が必要となる。