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AIでメーター点検業務を支援する「hakaru.ai byGMO」、汎用APIを提供

 GMOクラウド株式会社は13日、AIでメーター点検業務を支援するサービス「hakaru.ai(ハカル エーアイ) byGMO」(以下、hakaru.ai)において、汎用APIを提供開始したと発表した。製造・設備、ビル管理の現場向けに管理システムを提供する企業などが、システムにAPIを組み込むことで、「hakaru.ai」のメーター読み取り点検機能を実装できるようになるという。

 hakaru.aiは、工場やビルなどにある既存のメーターと、個別に発行したQRコードを一緒にスマートフォンで撮影するだけで、AIが画像を認識して値を読み取り、自動で台帳記入までを行ってくれるサービス。

 現在も、製造現場、ビルファシリティの点検業務や、温度計、血糖値測定などの場面におけるメーター点検では、目視による確認と手作業での記録に頼っているケースが多いとのことで、こうした点検管理システムを提供する企業からは、GMOクラウドに対し、「hakaru.ai」のメーター数値読み取り機能を管理システムに実装したいといった要望が多く寄せられていたという。

 そこで同社は今回、外部の管理システム/アプリケーションに、「hakaru.ai」のメーター読み取り機能を組み込めるAPIを提供する。これにより、AIによる画像認識でメーターの数値を読み取る「hakaru.ai」の点検機能が、各社のシステムで実装可能になった。読み取った点検データは管理システムとも同期されるので、管理システム内のほかのデータと合わせた分析も可能になる。

 また、APIは汎用型として提供されるため、大掛かりな個別開発を要さずに既存のシステム/アプリケーションへの組み込みが可能。さらに今後は、2020年内をめどに、「hakaru.ai」で管理している点検データを、APIを通じて外部システムに取り込める機能を実装予定とのことだ。

 なお読み取り対応メーターは、「hakaru.ai」で読み取り対応している全メーター(現在6種類)。