メーターをスマホで撮影してAIが値を読み取る、点検業務向けサービス「hakaru.ai byGMO」製品版提供開始

　GMOクラウド株式会社は24日、メーターをスマートフォンで撮影するだけで、AIが画像認識して値を読み取り、集計・台帳記入を自動で行う「hakaru.ai byGMO」製品版の提供を開始した。

　hakaru.ai byGMOは、工場などの既存のメーターと、個別に発行したQRコードを一緒にスマートフォンで撮影するだけで、AIがメーターの値を読み取り・集計できるサービス。GMOクラウドが開発したAIによる独自の画像認識技術を活用しており、人による目視確認と同等の精度でメーターの値を正確に読み取ることができる。メーターにQRコードのシールを貼るだけで導入でき、大規模な設備投資を行う必要なく利用できる。

　読み取りに対応しているメーターは、アナログ、デジタルのメーターのほか、製品版からは回転式タイプ（現在は5桁まで）にも対応。読み取った数値は専用のアプリを通じて、リアルタイムにウェブ台帳へ記録・集計してグラフ化されるため、工場などの点検業務の効率化や人的ミスの防止につながる。また、異常発生時には管理者へ自動通知する機能も備え、迅速な異常検知が可能となる。

　hakaru.ai byGMOは、2018年7月にβ版の提供を開始し、製造業、ビル管理会社など31社の企業に利用、評価を得た。製品版としての提供にあたっては、問い合わせ・要望の多かった回転式メーターへの対応のほか、メーター撮影時のスマホの自動シャッター機能も新たに実装した。

　GMOクラウドでは、hakaru.ai byGMOについて、今後もサービスの精度向上・アプリのバージョンアップを進めていくと説明。また、サービス開始にあたって、月額利用料無料（一定期間内）などの特典の付いた「先行申込プラン」のエントリーを20社限定で受け付ける。