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メーター点検の業務改善ツール「hakaru.ai byGMO」、メーター以外の設備点検も行える有償オプションを提供

 GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社(以下、GMOグローバルサイン・HD)は19日、スマートフォンでメーターを撮影するだけで、数値記録と画像保存を行うクラウドサービス「hakaru.ai byGMO」において、メーターの設置された現場にある、メーター以外の設備点検を行える有償オプション「設備点検項目」を提供開始したと発表した。

 hakaru.ai byGMOは、ビルや設備に備え付けられている各種メーターをスマホで撮影するだけで、AIがメーターの値を読み取ってデータ化し、台帳記入と画像の保存を行ってくれるサービス。

 ビルや工場などのメーターの設置されている設備には、日常的にさまざまな点検作業が行われているが、今までのhakaru.ai byGMOでは、メーター以外の点検作業については対応しておらず、別途、紙台帳での点検・記録が必要だったため、利用者からは「紙台帳を使って点検をしていた設備の点検もスマホで完結させたい」との要望があったという。

 そこで今回は、この要望に応えて「設備点検項目」機能を提供開始した。Webの管理画面から、あらかじめ点検を行いたい任意の設備項目を登録し、チェック形式のリストを作成可能。作成したチェックリスト(Web台帳)はスマホアプリから開いて、現場の点検作業で利用する。

 点検時には、点検結果とともに写真を撮影して保存できるほか、メーター点検時と同様に、点検した内容は瞬時にクラウド保存され、遠隔からでもリアルタイムの確認を行えるとのこと。

 これにより、今までのAIによるメーター値の読み取りに加えて、紙台帳を使って点検をしていた項目も、スマートフォン一つでデジタル記録できるので、現場の業務効率をさらに向上可能になったとしている。

 なお「設備点検項目」機能を利用するには、メーター点検用のプランを契約し、「設備点検項目」オプションを申し込む必要があり、価格は100項目につき月額1万円。ただし利用企業が試用できるように、5月19日から、5項目まで無料で登録・利用できるように機能が開放されているとのことだ。