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グレープシティ、業務アプリ開発用コンポーネントを「ComponentOne」に名称変更、配布ライセンスを無料化

 グレープシティ株式会社は11日、業務アプリケーション開発向けのUIコンポーネントを収録したスイート製品「ComponentOne Studio」について、「ComponentOne」にブランド名を変更すると発表した。

 また、これまで同ブランドの製品を使用してウェブアプリケーションを開発した場合に、サーバーに配布する際に必要となっていた「コアサーバーライセンス(配布ライセンス)」を、5月1日から廃止する。これにより配布ライセンスが無償化され、ユーザーにより利用しやすい仕組みとなる。

 製品は、1年定額制のサブスクリプション方式での販売で、初回費用は最上位エディション「Enterprise」の1ユーザーライセンスが16万2000円(税込)。

 ComponentOneは、Visual Studioで利用するための業務アプリケーション開発に特化したUIコンポーネントを収録した製品。Windows Forms、WPF、ASP.NET MVC、ASP.NET Web Forms、UWP、Silverlight、Xamarinといったプラットフォームに対応する。

 グレープシティでは、製品は米国をはじめ、日本、中国、韓国でユーザー数を伸ばしており、各国で愛称として使用されていたComponentOneにブランド名を変更することで、読みやすさ、呼びやすさ、親しみやすさをユーザーに提供するとしている。

 また、同製品の「ASP.NET MVC」「ASP.NET Web Forms」エディションを利用して開発したウェブアプリケーションをサーバーで配布する場合、これまでは開発ライセンスのほかにコアサーバーライセンスを別途購入する必要があった。この制度を見直し、ブランド名が変更となる5月1日より、同製品を利用して開発したアプリケーションについては、すべて「配布ライセンスフリー」とする。

 ウェブサイトの製品名や契約書などは、5月1日以降に順次変更予定。次回のバージョンアップとなる「2018J v2」は7月にリリースを予定する。