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グレープシティ、.NET 5に対応した業務アプリ開発用コンポーネント新版「ComponentOne 2020J v3」

Blazorに対応したUIコンポーネントセットも新たに搭載

 グレープシティ株式会社は25日、業務アプリケーション開発に便利な.NET/Xamarin/Blazor用コンポーネントを収録したスイート製品「ComponentOne」において、新版「同 2020J v3」を販売開始すると発表した。

 ComponentOneは、業務アプリケーションに必要とされるグリッド、チャート、入力支援といった機能を収録して提供する業務アプリケーション開発用コンポーネント集。Windows Forms、WPF、UWP、ASP.NET Web Forms、ASP.NET、MVC、Xamarinといったさまざまな技術をサポートしており、デスクトップからWeb、モバイルアプリまで、多様な開発に対応している。

 今回の新版では、MicrosoftのWebアプリケーションフレームワーク「Blazor」に対応した。Blazorでは、C#によるプログラミングでSPA(Single Page Application)のWebアプリケーション開発が可能となっており、.NETの知識や経験をWebアプリケーション開発に生かせることから、近年、注目が集まっているという。ComponentOneでは、最上位エディション「ComponentOne Enterprise」において、Webアプリケーション開発向けUIコンポーネントセット「ComponentOne for Blazor」として同梱され、業務アプリケーションに必要とされるデータグリッドやチャート、入力などのコントロールを、Blazor WebAssemblyおよびBlazor Serverアプリケーション開発で利用可能とのこと。

 また、2020年11月にMicrosoftよりリリースされた.NET 5に対応し、Windows FormsとWPF用のデータグリッドコントロール「FlexGrid」や、チャートコントロール「FlexChart」などでサポートしている。

 このほか、ASP.NETとMVCにおいては、パネルの折りたたみ/展開が可能な「アコーディオンコントロール」や、26種類の多種多様なバーコード規格をサポートする「バーコードコントロール」、行を横方向に/列を縦方向に並べて、1レコードを複数列で表示できる「転置複数行グリッド」など、複数の新コンポーネントが追加された。

バーコードコントロール

 ComponentOneのライセンスは1年定額制のサブスクリプション方式となり、ComponentOne Enterpriseの初年度費用が1ユーザーライセンスあたり15万円(税別)、更新費用が同7万5000円(税別)となっている。