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セイコーソリューションズのコンソールサーバー「SmartCS」、Red Hat Ansible Automationを利用した運用自動化対応機能を強化

 セイコーソリューションズ株式会社は30日、通信機器やサーバーなどが保有するコンソールポートを収容するコンソールサーバー「SmartCS」に、レッドハット株式会社が提供する自動化プラットフォーム「Red Hat Ansible Automation Platform」を活用した運用自動化対応機能の強化を行い、10月から提供すると発表した。

 SmartCSは、2019年4月にRed Hat Ansible Automation Platformを活用した運用自動化に対応しており、今回、Playbook作成が容易になるよう、他社ベンダー用のモジュールをSmartCSで実行可能にする機能を強化する。対応製品はSmartCS NS-2250シリーズ。

 SmartCS独自のモジュールを利用して運用自動化を導入する際には、他社製品のコンソール経由のコマンド入出力情報を網羅する必要があり、Playbook作成が非常に複雑になっていた。そこで、他社ベンダー用のRed Hat Ansible Automation Platformモジュールと、セイコーソリューションズが用意する独自モジュールを連携することで、機器の設定や監視をするためのPlaybook作成が容易になり、環境構築にかかる負担をさらに軽減できる。これにより、ユーザーはあたかもIP接続で制御しているイメージでコンソール経由での制御ができるため、SmartCSでの運用自動化の設計が容易になるとしている。

 セイコーソリューションズでは、10月31日~11月1日にNTTアクセスサービスシステム研究所で開催される「つくばフォーラム2019」のセイコーソリューションズブースで、SmartCSを展示する。