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セイコーソリューションズ、ITシステムのアクセス一元管理ツール「SmartJumper」を発表

 セイコーソリューションズ株式会社は7日、ネットワーク運用環境の一元化により容易なアクセス管理を実現するソフトウェア「SmartJumper」を開発し、9月に月額ライセンス提供を開始すると発表した。

 SmartJumperは、サーバーやネットワーク機器に対してシンプルで直感的な操作を行えるセキュアなアクセス管理ツール。コンテナ上で動作し、運用者と管理対象機器の間に配置することで、IT機器へのアクセスを一元的に管理できるようになる。

SmartJumperの利用イメージ

 WebGUIで簡単に操作を行えるほか、「いつ」「誰が」「どこに」アクセスし、「何を」実施したかを把握して自動的に記録することにより、速やかな障害復旧を求められるサービスを支えると同時に、セキュリティの強化も図れる。

 セイコーソリューションズは、同社製品が多く採用されている国内の大手キャリアやサービスプロバイダーなどでは、提供サービスの多様化に伴いIT機器の構成がより大きく、複雑になる中、安定的に高品質なサービスを提供するために、運用環境の最適化が日々求められていると説明。

 今回開発したSmartJumperは、システム運用者に必要以上の負担をかけることのないスムーズな導入と、容易かつ安心な運用環境を提供。運用管理対象となる機器の台数規模に合わせて選択が可能な3段階のライセンス体系により、コストの最適化にもつながり、さらに今後はコンソールサーバー「SmartCS」や外部ツールとの連携を見据えた機能強化も継続的に行っていくとしている。

 セイコーソリューションズでは、6月14日~16日に千葉・幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2023」にSmartJumperを出展する。SmartJumperは、同イベント内で行われる「Best of Show Award」において、マネジメント&モニタリング部門でファイナリストにノミネートされている。