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セイコーソリューションズ、コンソールサーバー「SmartCS」でREST APIに対応する新ファームウェアを提供

 セイコーソリューションズ株式会社は7日、コンソールサーバー「SmartCS」について、REST APIに対応した新ファームウェアv3.0を開発し、2022年6月中旬以降に提供を開始すると発表した。

 SmartCSは、複数のネットワーク機器へのコンソール接続を集約するアプライアンス機器。2019年4月には、ネットワークやIT運用の自動化をサポートする機能として、Red Hat Ansible Automation Platformに対応している。

 新バージョンでは、アプリケーションやシステム間連携で使われている主要なAPIの一つであるREST APIに対応することで、ネットワーク運用の現場で使われる運用管理ツールとの連携が可能となる。

 SmartCSの設定変更や情報取得といった作業がAPI経由で行えるようになるほか、SmartCSに接続しているターゲット機器が出力するコンソールログやオペレーション情報を、API経由で取得することが可能となる。さらに、これらの作業を運用システムと連携して行うことで、オペレーション作業の省力化につなげられる。

 また、APIに対応していないネットワーク機器についても、SmartCSに接続することでREST API経由でのオペレーションや情報取得が可能となるため、従来は難しかったシリアル通信情報を運用システムと連携できるようになり、システム全体のネットワーク機器の包括的な管理実現が期待できるとしている。

 セイコーソリューションズでは、今後もITインフラの運用性向上やネットワーク運用の自動化を実現するための最適なソリューションを提供していくと説明。なお、SmartCSについては、6月15日~17日に幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2022」に出展する。