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DALの統合EDI製品「ACMSシリーズ」、Amazon RDSに対応

 株式会社データ・アプリケーション(以下、DAL)は31日、企業データをシームレスに連携するB2Bインテグレーションサーバー「ACMS E2X」、ならびに企業間電子商取引に対応するB2Bサーバー「ACMS B2B」において、新版「バージョン4.6」を同日より販売開始すると発表した。

 ACMS E2Xは、企業間と企業内、双方のデータ連携をカバーするB2Bインテグレーションサーバー。企業内外でのシームレスな連携を実現するため、企業内システムとの接続アダプタを豊富に用意しているほか、従来型EDIから次世代EDIまでをカバーする企業間の電子商取引機能を取りそろえている。

 一方のACMS B2Bは、企業間のデータ連携に特化したB2Bサーバー。従来型EDIから流通BMSなどの次世代EDIまで広く対応しており、企業間データ連携に関してはACMS E2Xと同等の機能レベルを提供している。

 こうしたEDI製品のユーザーの中にも、依然としてCA手順や全銀手順、全銀TCP/IP手順といった従来型EDIを利用するユーザーは多いが、インフラとして採用されているISDNのディジタル通信モードが2020年以降の終了を予定しており、それまでにインターネットEDIなどへの移行が必要になっているのが現状だ。

 そこで今回の新版では、クラウドデータベースのAmazon RDBに対応し、ニーズが高まっている、クラウド上へのEDI環境構築を短期間で行えるようにした。

 また、インターネットに対応した通信プロトコル「ebXMS MS」「EDIINT AS2」の送受信時における電子証明書の暗号化方式として、SHA-2に対応。よりセキュアなデータ交換を実現した。なお、ebXMS MS通信手順では、デジタル署名を行う際の署名アルゴリズムとハッシュアルゴリズムでSHA-2をサポート。またEDIINT AS2通信手順では、署名アルゴリズムとMICアルゴリズムでSHA-2をサポートしている。

 このほか、Microsoft JDBC Driver 6.0 for SQL Server、Tomcat 8.5に新たに対応した。

 価格は、ACMS E2Xが150万円から、ACMS B2Bが50万円から。