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DALがエンタープライズ・データ連携基盤「ACMS Apex 1.2」発表、少量多頻度データの処理速度を向上

 株式会社データ・アプリケーション(DAL)は21日、エンタープライズデータ連携基盤「ACMS Apex」の新版「同 1.2」を発表した。12月28日より販売開始する。

 ACMS Apexは、「ACMSシリーズ」の最上位として提供されるEDIパッケージ。既存のアプリケーション資産を生かしつつ、単一のソフトウェアで、セキュアかつ可用性の高いデータ連携基盤を実現できる点が特徴という。

 今回の新版では、一定時間での少量多頻度データの処理性能を向上させており、既存製品「ACMS E2X」「ACMS B2B」と比べて、約5倍の処理性能を実現した。

 また、NTT東西による固定電話網のIP網移行に伴い、EDI標準のJEITA/ECALGAプロトコルとして、従来型EDIの全銀TCP/IP手順に代わってインターネットEDIの利用拡大が予想されることから、ebXML MS 3.0(JEITA)を新たにサポート。サイバーリンクスのWeb-EDIシステム「BACREX」に対応した通信プロトコルにも対応している。

 さらに稼働環境が拡大され、管理データベースとしてPostgreSQL 9.5/9.6に、運用管理のWebブラウザとしてGoogle Chromeに、それぞれ対応したとのこと。

 このほか、Web-EDIで必要なブラウザ操作をスクリプトにより自動化するツール「ACMS WebAgent」との連携をサポートしたことで、ACMS Apexとの統合運用が可能になり、ブラウザ操作にかかる工数を削減できるとしている。

 ACMS Apexの価格は、基本機能が60万円から。